
名古屋中心部からほど近い熱田神宮は、日本でも屈指の格式をもつ古社であり、市内でもっとも静かな場所のひとつ。鳥居をくぐると、喧騒は背後に消え、千年を超える古木の杜が広がります。創建は約1,900年前と伝わり、日本の記録の黎明期から信仰を集めてきました。
神剣をまつる社
熱田神宮を特別な存在にしているのは、その御祭神。三種の神器のひとつ草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀ると伝えられ、皇室に受け継がれてきた神宝ゆえに、伊勢神宮に次ぐ格式とされてきました。神剣そのものが公開されることはありません。参拝者が訪れるのは、日本でも有数の古く神聖な場所に立つ、その感覚を求めてです。
都会の真ん中に広がる杜
境内は、名古屋の中心にありながら広大な杜に包まれています。なかでも有名なのが大楠(おおくす)。樹齢千年を超えるとされ、弘法大師(空海)お手植えとも伝わります。近くには、桶狭間の戦い(1560年)の勝利を奉謝して織田信長が奉納したと伝わる信長塀が。日本三大塀のひとつに数えられます。
さらに深く知りたい方には、約6,000点を収蔵する宝物館(文化殿)を。名高い刀剣をはじめ、鏡・面・皇室ゆかりの品々が公開されています。
息づく信仰の場
熱田神宮は博物館ではなく、年間およそ70の祭典・神事が営まれる「生きた社」です。最大は6月上旬の熱田まつり(尚武祭)で、武道奉納や夜の提灯がにぎわいます。正月には三が日で200万人以上が参拝に訪れます。
参拝の際は、いくつかの作法を心に。鳥居で一礼し、参道の中央は神様の通り道なので端を歩き、手水舎で手と口を清めてから本宮へ向かいましょう。
熱田の味
熱田はひつまぶし(鰻のご飯を三通りで味わう名物)発祥の地。神宮のすぐ近くには老舗が点在します。参拝の締めくくりにぜひ。
熱田神宮は、名古屋城や名古屋港水族館と組み合わせ、送迎と英語・ベトナム語対応のガイド付きで一日に組み込めます。ご希望の日程をお知らせください。
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深い軒の下、白い神紋を染め抜いた紫の幕が掛かる社殿の入口。

宝物館の刀体験コーナーに展示された、本物の日本刀。

緑の杜にひっそりと佇む、横に長い木造の宝物館(文化殿)。

木立に囲まれた玉砂利の参道へと続く、静かな木造の鳥居。
見どころ
三種の神器・草薙剣
熱田神宮は三種の神器のひとつ「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」を祀ると伝えられ、伊勢神宮に次ぐ格式とされてきました。
大楠(おおくす)
参道近くにそびえる大楠は、樹齢千年を超えるとされ、弘法大師(空海)お手植えとも伝わります。境内にはほかにも御神木が点在します。
信長塀(のぶながべい)
桶狭間の戦い(1560年)の勝利を奉謝して織田信長が奉納したと伝わる築地塀。日本三大塀のひとつに数えられます。
宝物館(文化殿)
約6,000点を収蔵する博物館。名高い刀剣のコレクションをはじめ、鏡・面・古文書・皇室ゆかりの品などを企画展で公開します。
年間を通じた祭典
年間およそ70の祭典・神事が執り行われます。最大は6月上旬の熱田まつり(尚武祭)で、武道奉納や夜の提灯でにぎわいます。
おすすめのまわり方
- 1
表参道・一の鳥居
南の表参道から大鳥居をくぐると、そびえる木々の中に喧騒が消えていきます。
- 2
手水(てみず)
参拝の前に、手水舎で手と口を清めます。
- 3
本宮(ほんぐう)
伊勢神宮と同じ神明造の本宮へ。荘厳な空気のなかで参拝を。
- 4
大楠と信長塀
樹齢千年の大楠と、織田信長が奉納したと伝わる信長塀を訪ねます。
- 5
宝物館(文化殿)
刀剣をはじめ、膨大なコレクションの神宝を拝観できます。
- 6
草薙館と、ひつまぶし
境内の休憩処をめぐったら、すぐ外の名物・ひつまぶし(鰻)で締めくくりを。
ベストシーズン
一年を通じて静かで心地よく、4月上旬の桜、11月の紅葉がとくに美しい時期。早朝は格別の静けさです。正月の初詣には200万人以上が参拝し、雰囲気は格別ですが大変混み合います。
行き方
- 名鉄 神宮前駅徒歩約3分。最も近く、便利なアクセスです。
- JR 熱田駅徒歩約8分。
- 名古屋駅名鉄で神宮前駅まで約7分、そこから徒歩すぐ。
- 中部国際空港セントレア名鉄で約30〜40分(名古屋方面・神宮前で下車)。
