
中部でも指折りの紅葉風景を見るなら、愛知県東部・豊田市足助の渓谷香嵐渓(こうらんけい)へ。巴川(ともえがわ)が飯盛山(いいもりやま)の斜面の下を流れ、晩秋には渓谷全体が燃えるように色づきます。
カエデの渓谷
香嵐渓はカエデで知られます。約11種・4,000本ともいわれる木々が、毎年11月に赤・橙・金に染まります。東海屈指の紅葉の名所に数えられ、晴れた日に川面へ映る色は忘れがたいものです。
一人の僧が植え、人々が育てた
このカエデは、はじめからこれほど多かったわけではありません。1634年、香積寺の僧三栄(さんえい)が、参道沿いにカエデや杉を植え始めました。その後、地元の人々が代々植え足していき、今日見られる色の海となりました。世代を重ねて、辛抱強く育まれてきた風景です。
待月橋
巴川に架かる朱色の待月橋(たいげつきょう)は、香嵐渓の象徴であり、もっとも写真に撮られる風景です。カエデに囲まれて橋を渡る時間、あるいは紅葉越しに橋を眺める時間こそ、多くの人が訪れる目的になっています。
まつり、ライトアップ、そして春
11月を通して香嵐渓もみじまつりが渓谷をにぎわせ、夜にはライトアップが紅葉を照らします。春もまた美しく、3月〜4月上旬にはカタクリの花が斜面を覆い、芽吹いたばかりのカエデの新緑とともに楽しめます。近くの三州足助屋敷では、江戸時代の山里の手仕事を実演しています。
混雑についてひとこと:渓谷の散策は無料ですが、紅葉の見頃には交通渋滞が激しく大変混雑し、バスもすぐ満員になります。早朝や平日がおすすめで、駐車場は有料です。日程・時間は最新の情報をご確認のうえお越しください。
旅に組み込むなら
名古屋からは車で約70分。日帰りにちょうどよく、三州足助屋敷の手仕事めぐりとも好相性です。紅葉シーズンはバスや駐車場が大変混み合うため、ガイド付きの車での旅が最も楽です。英語・ベトナム語対応のガイドと送迎付きで手配します。ご希望の日程をお知らせください。季節のいちばんよい頃に合わせてご案内します。
写真で見る

鮮やかな紅や橙のカエデが、参道の古い木の門を彩ります。

新緑のなか、色鮮やかな着物姿の人が門の前にたたずみます。

巴川に架かる朱色の待月橋、真紅のカエデ越しに輝く象徴の風景。
見どころ
約4,000本のカエデ
約11種・4,000本ともいわれるカエデが飯盛山の斜面を覆い、赤・橙・金に染まります。東海でも屈指の紅葉風景です。
待月橋(たいげつきょう)
巴川に架かる朱色の橋は香嵐渓の象徴であり、渓谷でもっとも写真に撮られる風景のひとつです。
11月の紅葉まつりとライトアップ
香嵐渓もみじまつりは11月を通して開催され、夜には紅葉のライトアップも。日程・時間は最新情報をご確認ください。
春のカタクリ
3月〜4月上旬には、斜面一面にカタクリの花が咲き、芽吹いたばかりの新緑のカエデとともに楽しめます。
三州足助屋敷
近くにある、江戸時代の山里の手仕事を実演する暮らしの体験施設。あわせて訪れるのもおすすめです。
おすすめのまわり方
- 1
待月橋
巴川に架かる朱色の橋から、定番の風景を楽しむことからスタート。
- 2
川沿いのもみじ散策路
飯盛山のカエデの下、水辺の道を歩きます。
- 3
香積寺(こうじゃくじ)参道
1630年代にカエデが植え始められた香積寺へと続く参道を上ります。
- 4
飯盛山の斜面
木々の斜面を散策。春はカタクリ、秋は紅葉の海が広がります。
- 5
三州足助屋敷
近くの暮らしの体験施設で、江戸時代の手仕事を見学して締めくくり。
ベストシーズン
紅葉の見頃は11月中旬〜下旬。もっとも美しい時期ですが、交通渋滞も激しく大変混雑します。早朝や平日が比較的落ち着いています。春(3月〜4月上旬)はカタクリの花と新緑のカエデが見られ、静かに楽しめる季節として親しまれています。
行き方
- 名古屋から車で車で約70分。とくに紅葉シーズンは最も楽な方法です。
- 名鉄+バスで名鉄電車に乗り、足助方面行きのバスに乗り継ぎます。紅葉シーズンのバスは大変混雑します。
- ガイド付きの車での旅混み合うバスや駐車場を避けられるガイド付きの車旅。手配いたします。
