
岐阜北部の山深く、白川郷はまるで昔話の一場面のよう。急勾配の屋根が連なり、軒には雪、冷たく澄んだ空へ煙が立ちのぼります。日本でもっとも写真に撮られる集落のひとつでありながら、今も人が暮らす場所です。
雪のために建てられた家
集落で名高いのが合掌造りの家々。両手を合わせた形(合掌)に由来し、豪雪を落とすために屋根が鋭い角度で組まれています。釘を使わず、集落総出で葺き替えられてきたこれらの家には、築250年を超えるものも。広い小屋裏はかつて養蚕に使われました。
今も生きている世界遺産
1995年、白川郷の中心・荻町集落は、隣接する五箇山とともに世界遺産に登録されました。特別なのは、ここが博物館ではないこと。人々は今も田を耕し、家に暮らしているため、静かで生活感のある佇まいが保たれています。
見どころ
であい橋(吊り橋)を渡って小径を散策。和田家や神田家などの公開民家に入れば、堂々とした小屋裏の梁組みを見られます。定番の眺め——山に縁取られた茅葺き屋根の列——は、城山展望台から(シャトルバスもあります)。
ベストシーズン
一年を通して美しい白川郷ですが、最も有名なのは1〜2月の深い雪景色。冬の夜には限られた日にライトアップが行われ、今は事前予約制で大変人気です。秋の紅葉(10月下旬〜11月)もおすすめです。
旅に組み込むなら
白川郷は、バスで1時間弱の高山と好相性。名古屋発の日帰り・宿泊を、送迎と英語・ベトナム語対応のガイド付きで手配します。季節に合わせてご提案しますので、ご希望の日程をお知らせください。
写真で見る

青空の下、深い雪に埋もれた茅葺きの合掌造り

小川沿いの木道が合掌造りへ続く秋の風景

雪の降る夜、窓の灯りがともる集落の眺め

城山展望台から望む新緑の谷のパノラマ

夏の緑のなか庄川にかかるであい橋

広場を囲む茅葺きの民家とお店の並び


見どころ
合掌造りの家々
豪雪を落とすため、両手を合わせたような急勾配の茅葺き屋根をもつ家。築250年を超えるものもあります。
世界遺産
荻町(おぎまち)集落は1995年、近隣の五箇山とともに世界遺産に登録。山村の暮らしを今に伝える貴重な例です。
生きている集落
野外博物館ではなく、今も人々が暮らし、田を耕す村。だからこそ静かで本物の空気が漂います。
城山展望台
少し登る(またはシャトル)と、山に抱かれた茅葺き屋根の定番パノラマが広がります。
公開されている古民家
和田家や神田家などに入ると、かつて養蚕に使われた大きな小屋裏の梁組みを見られます。
おすすめのまわり方
- 1
であい橋
庄川にかかる吊り橋を渡って集落へ。
- 2
メインストリートと公開民家
小径を歩き、和田家などの合掌造りに入ってみましょう。
- 3
明善寺
珍しい茅葺きの寺と鐘楼を。
- 4
城山展望台
登る(またはシャトル)と絵はがきのようなパノラマが。
- 5
カフェや地そば
帰る前に地そばや甘味で温まりを。
ベストシーズン
四季それぞれに美しく、夏の新緑、秋の紅葉、そして1〜2月の雪景色が有名です。冬の夜のライトアップは限られた日のみで、事前予約が必要です。
