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トヨタ博物館
博物館·長久手

トヨタ博物館

トヨタ車だけではありません。19世紀末から現代までの自動車の歴史をたどる世界水準のコレクションと、クルマが日常をどう変えたかを伝える文化館。ジブリパークとの組み合わせも簡単です。

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「車好き」でなくても、きっと好きになります。トヨタ博物館。正直に言うと、ツアーでお連れした方が、最初はちょっと半信半疑の顔で入って、二時間後には満面の笑みで、話したいことを抱えきれずに出てくる——そんな光景を私は何度も見てきました。場所は名古屋の東、長久手。入口に「トヨタ」とありますが、ここは一社のショールームではありません。語られるのは「自動車」という発明そのものの物語です。

一社ではなく、自動車そのものの歴史

開館は1989年、トヨタ自動車の50周年を記念して。会社ではなく「自動車」を集める、という潔い発想で始まりました。収蔵するのは世界じゅうのメーカーの約400台。日本・アメリカ・ヨーロッパ、いまはもう存在しない名門の車まで含まれ、そのうち常時140台あまりが展示されています。まさに、ひとつの発明の歴史を「現物」で見られる場所なんです。

いちばん好きなところ——多くの車が、いまも走れる

たいていの博物館では、美しい「抜け殻」を眺めます。でもここは違うんです。展示車の多くが、走れる状態のまま保たれている。「動態保存」という考え方です。エンジンに手を入れ、生かし続けているので、これらの車はいわば剥製ではなく、その気になれば門から走り出せる。100年前のエンジンが今も目を覚ます——そう思うと、展示物というより、どこか生きものに近い気がしてきます。

年代順に歩けば、一世紀が過ぎていく

展示は時代順。だから、ただ順路をたどるだけで楽しめます。出発点は、やかんを飲み込んだ自転車のような蒸気自動車。続いて1886年のベンツ——「最初の自動車」と呼ぶのにいちばん近い一台です。少し進むとフォード・モデルT。運転を一部の金持ちの趣味から、ふつうの家族にも手が届くものへと変えた車です。やがて1920年代の超高級車の時代には、一台が当時としては想像もつかない一万ドルだったとか。さらに1920〜30年代、日本がおずおずと自国の車づくりを始め、戦後の大きな車と倹約家の軽自動車が並び、最後は1960〜70年代——各家庭に車がある暮らしが当たり前になり、2000GTのような名前が「日本が来た」と告げます。十年ごとに、歴史の中を歩いていく感覚です。

機械だけではありません

車の先には、まるごと一棟の文化館があって、私はここがいちばん好きかもしれません。ポスター、ミニカー、道路標識、日用品——そうしたものを通して、自動車が20世紀の暮らしをどう書き換えたかが見えてきます。買い物、移動、デート、そして「自由」のイメージまで。展示はほとんど撮影OK(触るのはご遠慮を)。ライブラリーやミュージアムショップ、レストランもあります。週末には家族向けの体験イベントが開かれることもあるので、お子さん連れならカレンダーを覗いてみてください。

ジブリパークと組み合わせやすい

もうひとつ、来る理由を。博物館はリニモ沿線にあり、この路線はジブリパーク/愛・地球博記念公園エリアにもつながっています。少し段取りすれば、午前にクルマ、午後にジブリ、と一日で両方たのしめます。大人の入館料は約¥1,200。すべて屋内なので、お天気に左右されないのもうれしいところです。

旅に組み込むなら

美しい旧いクルマと、ジブリパークの散策。そんな一日がいいな、と思ったら、ぜひお手伝いさせてください。ルート・時間・チケットの手配を、英語・ベトナム語のガイド付きで。ご希望の日程をお知らせいただければ、あなたに合わせて一日を組み立てます。

写真で見る

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ターンテーブルにのる優美な白いトヨタ2000GT。すぐ後ろには赤いスポーツカー

ターンテーブルにのる優美な白いトヨタ2000GT。すぐ後ろには赤いスポーツカー

木製の荷台と丸いヘッドライトを一灯備えた、1930年代の緑色の平台トラック

木製の荷台と丸いヘッドライトを一灯備えた、1930年代の緑色の平台トラック

赤い庇の下に入口が見える、トヨタ博物館の長い銀色の建物

赤い庇の下に入口が見える、トヨタ博物館の長い銀色の建物

往年のクルマのポスターを背に、木製スポークホイールで佇む1920年代の濃緑色セダン

往年のクルマのポスターを背に、木製スポークホイールで佇む1920年代の濃緑色セダン

真鍮のランプと赤いスポークホイールが目を引く、1908年フォード・モデルTの正面。周りには見学者の輪

真鍮のランプと赤いスポークホイールが目を引く、1908年フォード・モデルTの正面。周りには見学者の輪

丸い天蓋と三輪が愛らしい、ドイツの小さな赤いメッサーシュミットのバブルカー

丸い天蓋と三輪が愛らしい、ドイツの小さな赤いメッサーシュミットのバブルカー

博物館の入口に停まる、青と白の1963年トヨタ・ボンネットバス(FB80型)
博物館の入口に停まる、青と白の1963年トヨタ・ボンネットバス(FB80型)
最初の自動車とも呼ばれる、1886年ベンツ・パテント・モトールヴァーゲンのレプリカ。細い三輪が印象的
最初の自動車とも呼ばれる、1886年ベンツ・パテント・モトールヴァーゲンのレプリカ。細い三輪が印象的
別角度から見た1886年ベンツ・パテント・モトールヴァーゲンのレプリカ。ベンチシートと真鍮の造作がよくわかる
別角度から見た1886年ベンツ・パテント・モトールヴァーゲンのレプリカ。ベンチシートと真鍮の造作がよくわかる
大きなスポークホイールで車高高く立つ、B25と記された初期の馬なし馬車の後ろ姿
大きなスポークホイールで車高高く立つ、B25と記された初期の馬なし馬車の後ろ姿
1965年のダットサン・ブルーバードを先頭に、マツダ・キャロルも並ぶ1960年代の日本車の一角
1965年のダットサン・ブルーバードを先頭に、マツダ・キャロルも並ぶ1960年代の日本車の一角
見どころ

見どころ

一社ではなく、自動車の歴史

1989年、トヨタ50周年を機に開館。日本・アメリカ・ヨーロッパの車を中心に、いまはなき名門も含む約400台を収蔵し、常時140台あまりを展示します。

多くの車が、いまも走れる

展示車の多くを走れる状態で維持する「動態保存」。磨かれた抜け殻ではなく、エンジンが生きています。

年代順に一世紀を

1886年のベンツやフォード・モデルTから、1960〜70年代の日本車の名車まで時代順に。歩きながら車の進化をたどれます。

文化館もあります

ポスターやミニカー、看板、日用品で、自動車が20世紀の暮らしを変えた様子を紹介。撮影OK(接触は不可)。ライブラリー・ショップ・レストランも。

ジブリパークと一緒に

リニモでジブリパーク/愛・地球博記念公園エリアへ。一日で組み合わせやすいです。

おすすめのまわり方

おすすめのまわり方

  1. 1

    蒸気と、自動車の夜明け

    蒸気自動車と1886年のベンツから。自転車に車輪を足したような、最初期の自動車です。

  2. 2

    フォード・モデルT

    運転を一部の金持ちの趣味から、ふつうの家族にも手が届くものへ変えた一台。

  3. 3

    1920年代の超高級車

    一台が一万ドルもした、当時としては破格の、手づくりの巨人たち。

  4. 4

    日本が車をつくり始める

    1920〜30年代、最初期のダットサンを含む国産車の黎明。

  5. 5

    戦後の復興と軽自動車

    大きな戦後の車と、日本ならではの倹約家「軽」が並びます。

  6. 6

    日本車の躍進(1960〜70年代)

    各家庭に車がある暮らしが当たり前に。2000GTが日本の実力を告げます。

  7. 7

    文化館へ

    ポスターやミニカー、日用品で、車が暮らしをどう変えたかを見て締めくくり。

ベストシーズン

ベストシーズン

屋内なので、季節も天候も問いません。リニモ沿線にはジブリパーク/愛・地球博記念公園エリアもあり、一日で気持ちよく組み合わせられます。

行き方

  • 芸大通駅(リニモ)徒歩約5分。
  • 藤が丘駅(地下鉄東山線)リニモに乗り換え、芸大通駅へ。
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お問い合わせ

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ガイドと送迎付きの一日に組み込みませんか? 英語・ベトナム語対応も可能です。ご希望の日程に合わせて手配します。

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