
SuicaにマナカにスマホのSuica。旅行者のための交通系ICカード入門
文: Trip Japan YLP 編集部発行:Trip Japan YLP
目次
こんにちは!
海外からのお客さまをご案内していて、駅でいちばん最初に戸惑われるのが、実は切符なんです。路線図とにらめっこして、運賃の小さい数字を探して、後ろには行列… 一方で地元の人はカードやスマホをピッとかざして、すいすい改札を抜けていきますよね。
あのピッの正体が交通系ICカードです。今日は、はじめて日本に来る方(そして海外の友人に説明したい方!)向けに、いまのICカード事情をまとめます。
1枚で全国、が意外と知られていない
ICカードはチャージ式のカードで、入るときにピッ、出るときにピッ。運賃は自動で引かれます。切符いらず、計算いらず。
そして意外と知られていない?(もう知られているか)かもしれませんが、東京のSuicaやPASMO、大阪のICOCA、そして私たちの地元・名古屋のマナカなど、全国の主要10カードは2013年から相互利用ができるんです。どれか1枚持っていれば、地下鉄も電車も市バスもほぼ全国OK。しかもコンビニ、自販機、駅のコインロッカー、カフェのお会計まで、電子マネーとしてそのままピッ。1枚で旅がまるごと回ります。
iPhoneなら、出発前に作れます!
2025年3月から、JR東日本の「Welcome Suica Mobile」というアプリで、渡航前にApple WalletのなかにSuicaを発行できるようになりました。iPhoneまたはApple Watch(iOS 17.2以降・13歳以上)で、デポジットも発行手数料もなし。チャージはアプリからApple Payでできます。改札ではスマホの上のほう(カメラのあたり)をかざすだけ。画面ロックのままで通れます。
ただし正直に2点だけ。いまのところiPhone専用で、Androidには対応していません。それから残高の有効期限は使いはじめから180日で、払い戻しはできません。帰国前に空港のコンビニでコーヒーとおにぎりを買って、きれいに使い切るのがおすすめです!
カード派のみなさまへ。ちゃんと復活しています
やっぱりカードそのものが欲しい(記念にもなりますしね)という方もご安心を。半導体不足でしばらく販売が止まっていた無記名のSuica・PASMOも、2025年3月に販売再開しています。
セントレアに着いて東海エリアを回るなら、地元のマナカが自然です。駅の券売機や名鉄の窓口で買えて、セントレアの駅にもあります。カードにはデポジット500円がかかりますが、発行エリアで返却すれば戻ってきます。チャージは券売機やコンビニのレジで現金でどうぞ。名古屋の回り方は名古屋ガイドにまとめています。
小さな注意だけ、さらっと
新幹線はICカードのタッチだけでは乗れません(きっぷが必要です)。エリアをまたぐ長距離も、入場と出場が別のカードエリアだとタッチでは精算できないので、きっぷの出番。それから田舎のかわいい一両編成の路線では、いまでも運賃箱に小銭、なんてことも。それはそれで旅の楽しみだと思っています。
ひとつ地元ネタを。名古屋で週末に地下鉄をたくさん乗る日は、ドニチエコきっぷ(620円の1日乗車券)のほうがICより安くつくことが多いです。
カード1枚、あるいはスマホ1台で、日本中の改札が同じ「ピッ」で開きます。どうぞ快適な鉄道の旅を!
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