
御在所ロープウェイ
名古屋から約1時間。御在所ロープウェイで標高1,212mの山上へ昇れば、夏でも下界より10度ほど涼しい世界が待っています。ふもとには1,300年の歴史をもつ湯の山温泉。いちばん手軽な「涼みに行く」日帰りです。
訪問を計画する名古屋から西へおよそ1時間。鈴鹿山脈の主峰・御在所岳(標高1,212m、三重と滋賀の県境)の斜面を、御在所ロープウェイがふもとの湯の山温泉から山上へと結びます。盆地の暑さがやわらがない真夏でも、標高1,180mの山上は街なかより10度ほど低いことがあり、名古屋からいちばん手軽に涼を求めて昇れる山として親しまれてきました。
涼しい空へのロープウェイ
ゴンドラは全長約2km。花こう岩の巨岩が連なる斜面を、高度を上げながら進みます。中ほどですれ違うのが、名物の白い鉄塔。高さ61mあり、ロープウェイの支柱としては日本一とされています。所要はおよそ15分。降り立つころには、空気がはっきりとひんやり変わっています。

山上の涼と、大きな展望
標高1,180mの山上公園には、いくつもの展望台を結ぶ歩きやすい道が広がります。東には名古屋・セントレア・伊勢湾、西には琵琶湖。とてもよく晴れた日には、遠くに富士山を望むこともあります。観光リフトに乗り継げば、標高1,212mの山頂へ。夏でも涼やかな風が抜け、紅葉は東海でも早く、冬には木々が樹氷に包まれます。
1,300年の歴史をもつ湯の山温泉
山のふもとに湧く湯の山温泉は、養老2年(718年)開湯と伝わる古湯です。傷ついた鹿が湯で傷を癒したという言い伝えから、古くは「鹿の湯」とも呼ばれました。やわらかなアルカリ性ラジウム泉は、地元で「美人の湯」として知られます。山を歩いたあとに立ち寄れる日帰り入浴の宿も多く、ロープウェイとあわせて半日の行程にまとまります。

知っておきたいこと
ロープウェイが標高差のほとんどを引き受けてくれるため、登山の装備は要りません。ただし山上は街より涼しく天候も変わりやすいので、夏でも薄手の羽織りものがあると安心です。展望台をめぐる道はおおむね穏やかですが、ところどころ起伏があるため、歩きやすい靴をおすすめします。御在所岳には自分の足で登る登山道もありますが、そちらは数時間を要する本格的な山歩きで、ロープウェイの行程とは別物です。強風や点検で運休することがあるため、出発前に公式の運行情報をご確認ください。同じ三重で「もう一つの涼」を探すなら、渓谷を歩く赤目四十八滝も近くにあります。
写真で見る

見どころ
涼しい空へのロープウェイ
約15分の空中散歩で、湯の山温泉から標高1,180mの山上公園へ。真夏の暑い日には、名古屋の街なかより10度ほども涼しいことがあります。
日本一の白鉄塔
中ほどで通り過ぎるのが、名物の白い鉄塔。高さ61mあり、ロープウェイの支柱としては日本一とされています。ごつごつした花こう岩の奇岩のあいだに、すっと立っています。
伊勢湾から琵琶湖まで
展望台からは、東に名古屋・セントレア・伊勢湾、西には琵琶湖。とてもよく晴れた日には、遠くに富士山が見えることもあります。
1,300年の歴史をもつ湯の山温泉
山のふもとの湯の山温泉は、養老2年(718年)から続く古湯。やわらかなアルカリ性ラジウム泉で、地元では「美人の湯」と呼ばれ、肌にやさしいお湯です。
四季それぞれの表情
春のツツジ、夏の涼しさ、東海でも早い紅葉、そして冬の樹氷。来るたびに山の顔が変わります。
おすすめのまわり方
- 1
湯の山温泉の町
山のふもとの温泉街。ここを起点に旅を始めます。入浴は昇る前でも、降りた後でも。
- 2
ロープウェイ乗り場
御在所ロープウェイに乗車。全長約2km、ゴンドラはおおむね15分間隔で動いています。
- 3
白鉄塔
中ほどで、高さ61mの白い鉄塔の脇をすべるように通過。眼下には花こう岩の巨岩、春なら山ツツジ。
- 4
山上公園(山上駅)
標高1,180mでゴンドラを降りると、もうひんやり。いくつもの展望台を結ぶ歩きやすい道を、涼みながら歩きます。
- 5
リフトで山頂へ
観光リフトに乗り継いで、標高1,212mの本当の山頂へ。いちばん広い眺めを楽しんだら、来た道を戻ります。
ベストシーズン
初夏は新緑がまぶしく、空中散歩がとびきり気持ちのよい季節です。真夏はその涼しさがいちばんありがたく、山上は街より10度ほど低いこともあります。紅葉はここでは早めで、だいたい10月下旬から11月上旬。冬は山頂が樹氷で白銀に染まります。冬のあいだロープウェイは営業時間が短くなります。
行き方
- 名古屋三重交通の高速バス直通で、湯の山温泉まで約1時間。
- 近鉄四日市駅近鉄湯の山線で終点の湯の山温泉駅へ。そこから路線バスで約10分、ロープウェイ乗り場まで。
- お車菰野ICから湯の山温泉まで車ですぐ。乗り場の近くに有料駐車場があります。
ここ、行ってみたいですか?
